背中ニキビの治し方
背中や二の腕・お尻・太もものニキビ
背中や二の腕・お尻・太もも、またふくらはぎなどにブツブツができてしまっているのは、毛孔性苔癬であることもありえます。
毛孔性角化症とも呼ばれるように、その原因は古い角質の肥厚化です。
ニキビと似てはいますが、細菌による炎症ではない点が大きく違います。
遺伝的要素からくる原因が強く、年齢を重ねていくうちに自然に治っていることも多いといいます。
人間の皮膚は、マラセチア菌という常在菌がいて、このマラセチア菌は皮脂を好むという性質を持っています。
中が皮脂でいっぱいになった白ニキビの内部は、マラセチア菌にとって絶好の環境。
ニキビの内部へマラセチア菌が侵入すると、多量の皮脂を餌に瞬く間に増殖して、トリグリセリドと呼ばれる、皮脂に含まれる中性脂肪を遊離脂肪酸という刺激物質へ変化をさせてしまいます。
背中ニキビを阻止したいなら、はじめに挙げられる要因がお風呂です。
丁寧に洗顔していても体を雑に洗ってる人は要注意です。
背中ニキビは、鏡を鏡合わせにして見ようとしないかぎり、見つけることが出来ないのに、背中が大きく開いた服装を着ると、他人からは結構目立ってしまう、すこぶる面倒くさい肌トラブルです。
肌の代謝が活発になる午後10時から午前2時の間に、しっかりと睡眠をとることはストレスをやわらげてくれます。
ストレスを溜め込むと交感神経が刺激され、背中ニキビを誘発する糖質コルチノイドが発生します。
不潔さのない寝具で十分に寝ることは、ストレス軽減にも役立ちニキビが発生しないようになるこの上ないニキビ予防法です。
大人の背中ニキビは、不規則な生活や睡眠不足、食生活の乱れといった要因があります。
自律神経が整った状態でないと、ホルモンバランスも崩れて、肌トラブルが引き起こされます。
とりあえず生活を見直してみましょう。
ビタミン類を積極的に摂るなど栄養バランスにも注意し、日々規則正しく過ごし、しっかりと眠ることが重要です。
背中を洗うとき、汚れを落とすためとはいえ、垢すりタオル、ボディブラシを使って乱暴に洗ってはいけません。
刺激を与えすぎて肌のバリア機能を低めたり、ニキビが背中にできているときには、傷がついたら炎症がもっと悪化してしまいます。
汚れや余分な皮脂・古い角質といったものは洗い流す必要がありますが、優しく、こすり過ぎないようにしましょう。
顔や胸にはニキビなんて見られないのに、背中にできてしまったニキビだけが悪化している人も多いようです。
顔や胸にできるニキビと違って、背中ニキビは悪化するまで気がつかないケースも多く、気付いたころには慢性化しており、治療が長引くことがあります。
かゆみ、痛みが強いときは、専門医の診察を受けるようにしましょう。
重症化し、炎症が強くなったりすると、ニキビ跡が残ることにもなりかねません。
背中ニキビを治すには、大人ニキビと同じようにビタミンC誘導体成分入りのローションや化粧水による保湿、毛穴をふさいでいる角質を取り去るピーリングを軸にします。
ピーリングはクリニックだけでなく、自宅でも手軽に行うことができます。
お風呂に入る際ににピーリングローションを使えば、古い角質を取り除くのはもちろん、薬剤を肌に残さず済みます。
入浴後は保湿をしっかりと行うことも大切です。
背中ニキビを改善したり、予防したりするのに摂るようにしたい栄養素としては、ひとつはビタミンB群です。
豚肉やレバー、また乳製品などに含まれるビタミンB2、カツオ、マグロ、鶏ささみなどが含有するビタミンB6には、皮脂の分泌を妨げる作用があります。
かぼちゃ・にんじんに含有されたたっぷりのビタミンA、ゴマや玄米に含まれる亜鉛、レモンやイチゴがもつビタミンCは、粘膜や肌を健康にし、新陳代謝をよくします。
背中ニキビができる原因としては、肌の乾燥、睡眠不足や疲労という物理的ストレス、また精神的ストレスによるものです。
大きなストレスを受けることで、自律神経のうち、交感神経が活発に働きます。
交感神経が活発になると、男性ホルモンの分泌が過剰になり、通常のホルモンバランスが狂ってしまいます。
男性ホルモンは皮脂を分泌させる作用を強め、角栓を発生させ、その上毛穴の縮小を引き起こします。